日本時間一昨日、日本原水爆被害者団体協議会が今年のノーベル平和賞に選ばれた。授賞理由についてノーベル委員会は「核なき世界の実現のための努力と、核兵器が二度と使われてはならないことを証言を通じて示した」ことや「核兵器が歴史上最も破壊的な兵器であることを思い起こす価値がある」としている。日本被団協は長年に渡り核兵器廃絶を世界に訴え続け、一昨年にはデジタル技術を使った企画展をニューヨークで開催した。ノーベル平和賞で日本人や日本の団体が対象になったのは、1974年の佐藤栄作元首相以来2度目だという。日本被団協の代表委員らは昨日都内で会見を行い、「若い人たちに核兵器のことやこれまでの活動をきちんと伝えていかないといけない」などと強調した。ノーベル賞の授賞式は今年12月にノルウェー・オスロで行われる。