きょうのギモンは「クマ被害対応、自衛隊も派遣?」。秋田県知事はクマ対策での自衛隊の派遣を防衛省に要望することを明らかにした。秋田県内では今月だけで35人がクマに襲われて2人が亡くなっている。鈴木健太知事はあす防衛省を訪問し、小泉防衛相は自衛隊が要請を受ける方向で調整している。自衛隊はクマが人里に来ないための対策、捕獲したクマ・物資・住民の輸送、情報収集などを行うが、クマの銃撃は含まれない。クマ対応の現場ではクマ駆除の銃を扱い免許の所持が減っていて、大半が60歳以上。自治体ではガバメントハンターという狩猟免許のある自治体の職員が鳥獣対策にあたっている。専門家はガバメントハンターを増やすべき、緊急猟銃で責任の所在が明確になる、捕獲後のモニタリングが今後の管理につなげやすいとしている。長野県箕輪町では今年6月からゾーニングという新しい取り組みを実施している。クマの生息域、緩衝地域、人の生活域を分けて、緩衝地域の手入れを行い人の生活圏にクマが入らないようにしている。
