日本の空の安全を守る航空自衛隊。去年、女性初のF2戦闘機パイロットが誕生した。過酷な訓練に密着取材。水越美紗貴2等空尉は福岡・築上町の航空自衛隊築城基地に所属している。フライトに臨む前の若手隊員の日課は鉛筆を削ること。水越さんが搭乗するのは青い迷彩柄のF2戦闘機。領空侵犯の恐れなどがある外国航空機に退去の警告などを行う。緊急発進の訓練では整備員とパイロットが一斉に走り出した。22年度の緊急発進は全国で778回。水越さんは約14キロの特殊なスーツと装備品に身を包み、約1時間の過酷な訓練フライトを日夜繰り返し技術を磨いている。夫の涼太さんは同じパイロット。奈良県出身で学生時代はバスケットボールに熱中。パイロットに興味を持ったきっかけはブルーインパルスの動画だった。大学卒業後に航空自衛隊に入隊。4年に渡る過酷な訓練や試験を乗り越えF2パイロットの道を切り開いた。水越さんは「女性第1号を目指そうとF2にした」などと語った。
基地にインターンの高校生が訪れていた。今自衛隊では隊員不足が大きな課題になっている。自衛官の定員は約24万7000人だが一昨年の人数は約22万7800人で定員を2万人下回っている。この基地では月に2度ほど学生向けの見学会を行うなど自衛隊の仕事を知ってもらうことに力を入れている。戦闘機同士の戦闘の訓練では何度も入念に打ち合わせを行いフライトへ向かった。厚い雲に覆われ 周りの戦闘機を目視で捉えることが出来ない。そんな環境下でも確かな技術と判断力が求められる。海面ギリギリから1万メートルを超える高さにまで及ぶ。その後も地上でフライトを再現できるシミュレーターを使い課題と向きあう水越さん。自分自身が知識を身につけていくことがパイロットを目指す子たちにもいい影響を与えるのではないかなどと話した。
基地にインターンの高校生が訪れていた。今自衛隊では隊員不足が大きな課題になっている。自衛官の定員は約24万7000人だが一昨年の人数は約22万7800人で定員を2万人下回っている。この基地では月に2度ほど学生向けの見学会を行うなど自衛隊の仕事を知ってもらうことに力を入れている。戦闘機同士の戦闘の訓練では何度も入念に打ち合わせを行いフライトへ向かった。厚い雲に覆われ 周りの戦闘機を目視で捉えることが出来ない。そんな環境下でも確かな技術と判断力が求められる。海面ギリギリから1万メートルを超える高さにまで及ぶ。その後も地上でフライトを再現できるシミュレーターを使い課題と向きあう水越さん。自分自身が知識を身につけていくことがパイロットを目指す子たちにもいい影響を与えるのではないかなどと話した。