鳥取県に随意契約の備蓄米が初めて届いた。価格は5キロで2138円。徳島県のスーパーでは県内初売りで開店前から長蛇の列ができた。岩手県矢巾町では300袋を目当てに約250人が列を作った。備蓄米は20分足らずで完売したという。農水省によるとおととい時点で随意契約による備蓄米は36都道府県で販売、さらに今日8県でも販売され空白県は無くなりつつある。次の一手として主食用の輸入米の入札を例年の9月ごろより前倒しして今月27日から実施するという。一方売出しに力を入れざるを得ないのが江藤前農水相時代の競争入札による備蓄米で、岡山市のグランドマート津高店には4月に発注した入札米が今週月曜届いたという。埼玉の川島農産物直売所では入札米の在庫が山積みに。そんな中入札米1000袋が入荷、3日前入荷分と合わせて在庫が約1500袋になっている。200円引きして今後の売れ行きに期待しているという。入札米は先月25日時点で届いたのは約6万トンと全体の2割程度にとどまっている。小泉農水相は店頭販売を業者に念押ししたうえで、入札米を早く出していただける環境をあらゆる手段を駆使して作っていきたいと話した。