ことしの春の褒章が発表され、スポーツや芸術などの分野で功績のあった人に贈られる紫綬褒章は、俳優の原田美枝子さんや段田安則さんらが受章した。紫綬褒章を受章した俳優の原田美枝子さんは15歳で映画デビューし、ことしで俳優歴50年目を迎えた。原田さんは「とてもうれしい。これまでは一つ一つの作品に対する評価をいただきたが、今回はこの長い道のりを、生き方も含めて評価していただいたようで、ふっと肩の力が抜けた気がする」と感謝の気持ちとともにコメントした。また長年にわたり数々の舞台や映画ドラマに出演し、演出家としても活躍する段田安則さんも紫綬褒章を受章した。段田さんは「俳優はゼロからは何も生み出せない。舞台の上、カメラの前に立たせていただいた方々、一緒に仕事をさせていただいた方々のお力添えに感謝いたします」などとコメントしている。今回は651人と14の団体が受章した。