高校の授業料無償化。就学支援金は高校生1人あたり年11万8800円支給。所得制限はない。公立高校の授業料は実質無償化。来年度からは、子どもが私立高校へ通う家庭には、所得制限なく引き上げられる。平等に教育を受けることができ、少子化対策にもなると言われている。日本が世界に追いつくためでもある。世界的には高校授業料の無償化は一般的だ。国や自治体が負担する教育費は、OECDに加盟する36カ国中、日本は3番めに低い。教育格差はますます広がる可能性がある。今回、所得制限がなくなった。私立へは裕福な家庭が行っている。余ったお金で塾に行くことになるだろう。高所得世帯にも支援され、結果的に年収の格差が教育の格差になる。私立高校に人気が集まり、公立高校の定員割れが起きるだろう。問題点もあるし、対策をとる必要もある。