政府は物価高対策として来月から電気ガス料金への補助を再開する。標準的な家庭で月額で最大1300円負担が減るとしているが、一連の補助には巨額の予算が投入されていて終了後の対応も焦点になる。政府はことし10月の使用分で終了していた電気ガス料金への補助について使用量が増える冬場の支援を目的に来月の使用分から再開し来年3月まで実施する。ガス料金は1立方メートル当たり1月と2月は10円、3月は5円をそれぞれ補助する。経済産業省によると標準的な家庭の場合1月と2月は電気代とガス代で合わせて1300円。3月は合わせて670円それぞれ負担が減るとしている。電気ガス料金の補助には今年度の補正予算を含めると合わせて4兆3000億円の予算が計上されている。補助は所得の制限がなく高所得者も対象になることや脱炭素の流れに逆行するという指摘もあり、来年3月に補助が終了した後の対応も焦点になる。