アメリカ・トランプ政権の関税措置をめぐり、ワシントンでラトニック商務長官と閣僚交渉を行い、きのう帰国した赤澤経済再生担当大臣は、石破総理大臣らと会談し、進ちょくなどを報告した。閣僚交渉は、今回も歩み寄りには至らず、事務レベルの協議を続けることになった。これを受けて日本側は外務省や経済産業省の幹部らが現地に残っていて、隔たりが埋まっていない自動車の関税率の扱いなどをめぐって、引き続き意見を交わすものとみられる。こうした中、トランプ大統領は、FOXニュースのインタビューで、日本からの自動車の輸入が多い一方、アメリカからの輸出は少ないとして、容易には譲歩しない姿勢を示している。