今後の政権運営の方針を示した高市新総理の所信表明演説がついさきほど衆議院で終わったばかり。「所信表明演説」のポイントを解説する。どの内容に時間を割いたのかを紹介。トータルの演説時間は28分。一番長く時間を割いたのは「物価高対策」で5分7秒、次いで「外交・安全保障」が4分18秒、「地方と暮らしを守る」が3分59秒だった。風間晋は「国民が一番困っている問題だとよくおわかりになっているから一番時間をかけて話したんでしょうね」、小籔千豊は「全部やってほしいですね」とコメントした。政策は自民党と日本維新の会で進めていくことになるが、青木源太の注目ポイントは、「日本維新の会との合意文書には記載のあった『企業・団体献金の規制』と『食料品消費税0%』に所信表明演説で触れられなかったこと」。眞鍋かをりは「そこは維新さんともうちょっと詰めてからじゃないと出せないみたいなことがあるのかなと感じたんですけど、ここまでの動きがすごいスピーディ。ガソリンの価格を下げますっていうのも具体的な期限を出したりしてるので、本当にそうなったらめちゃくちゃ早いですよね」とコメントした。高市新首相の決意のフレーズ「世界の真ん中で咲き誇る日本」というのは安倍元首相の“口ぐせ”だった。政治ジャーナリスト・岩田明子によると、講演会で何度も口にしている言葉で安倍イズムを引き継いで「国際秩序のルールメーカー」の一角を担おうとする強い決意だという。関西テレビ解説デスク・神崎博は「きょうの演説で言うと『自由で開かれたインド太平洋』という安倍さんが強く推されていた言葉を入れてましたし、強い外交は安倍さんのシンボル的なものがあったので、そこを引き継いでいこうというのが高市さんの姿勢。首相官邸の人事を見ても安倍さんと同じような形で経産省の人とか警察庁の人とかが中心に入っている」、社会学者・古市憲寿は「維新カラーをどれだけ出せるかですよね。消費税の話し、企業・団体献金の話もありましたけど加えて社会保障改革にどれだけ踏み込めるかだと思うんですよ」とコメントした。
