今月、東京・品川区の武蔵小山駅前では、地震が体験できる車や持ち出し品の展示などの防災イベントが行われた。ペットとの避難を学ぶ体験会も行われ、総務省消防庁が推奨する人用の持ち出し品の重さは約11kg、環境省が推奨するペット用の持ち出し品は約7kgとなる。さらに飲料水を合わせると、総重量は約27kgにもなるという。また、ガレキやガラスの破片が散乱した場所では、犬用の安全靴を履かせる必要があるが、歩きにくいのか、途中で犬が歩くのをやめてしまう場面もあったという。東洋大学の松丸亮教授は、同行避難時の持ち出し品は、減らすのではなく優先順位をつけ、後で取りに行く選択肢があること、危険がない場所に分散して保管することを勧めている。