東京・品川区で暮らす松本さん79歳は調査員として参加するのは今回が5回目で、50世帯を担当し1軒1軒訪ねていく。原則、調査票は対面で渡すことになっているが、ライフスタイルの変化などで直接渡せないことが増えている。この日の東京都心の最高気温は28.4℃。残暑の中で歩き続ける。不在の場合は郵便受けに投函するが、後日改めて訪問して受け取ったか確認が必要になる。松本さんは居留守も少なくないと話す。この日、松本さんは20世帯を訪問し、対面配布ができたのは3人。千葉・松戸市の調査員がオートロック付きのマンションを訪問した際、75部屋のうち対面できたのは4人。調査員の高齢化も大きな課題。総務省のまとめでは調査員約60万人のうち約6割が60歳以上。松本さんは25年前、町内会長に頼まれ国勢調査員になったが、「5年後は無理。対面はこれから難しい」と話した。
