政権発足から2年。政権発足直後から岸田総理は代名詞の聞く力を活かし、最低賃金の引き上げや「年収の壁」の解消に向けた対策など次々と政策を打ち出してきた。しかし、支持率は低空飛行。その理由の一つとして考えられるのが増税議論。岸田総理は金融所得課税の課税強化や”防衛増税”など、歴代政権が避けてきた”増税”にも積極的に言及し、付いたあだ名は”増税メガネ”。2年間の実績よりも「増税派」のイメージが先行してしまう状況に岸田総理は「まだ何も決まっていないのに「増税だ」と言われるのはおかしいだろ!」と周囲に怒りを顕にしているという。ところが最近は異例の「減税」発言。今月に取りまとめる予定の経済対策を巡り「減税」の可能性を繰り返し強調している。政権としてのメッセージが国民に伝わっていないとの思いから「わかりやすさ」を意識した格好だが、自民党内からは「増税メガネって言われているのがショックだったんだろうね」との声が。きのう記者団から聞く力を発揮できているのか問われた岸田総理は「聞く力と決断し実行するということ、このバランスが政治には求められるんだと思います。聞くだけで終わってはならない」と話した。
住所: 東京都千代田区永田町2-3-1
URL: http://www.kantei.go.jp/
URL: http://www.kantei.go.jp/