トランプ氏の勝利で世界情勢が一変する可能性があるなか、ウクライナ、イスラエル、中国、ロシアはどう動くのか。手放しで喜んだのはパレスチナ自治区ガザやレバノンでの戦争を続けているイスラエル。トランプ氏は前回の任期でそれまでの政策を転換して極端な親イスラエル政策を実行しただけにイスラエル側は歓迎ムード。トランプタワーの前にはイスラエル国旗を掲げて喜ぶ人々が集結。一方で、イスラエルから攻撃を受けているレバノン市民の思いは複雑。警戒を強めている国もある。ディール（取引）を好むトランプ氏は今回の選挙戦でも対中関税の引き上げを主張。通商協議に持ち込むものとみられている。日経平均株価は前の日より1000円以上値上がりし3万9000円台を回復して取引を終えている。2016年には安倍総理が就任前のトランプ氏といち早く会談し関係を築いたが、石破総理はどのような戦略を描くのか。国際会議に出席するために来週、外遊に旅立つ予定の石破総理。帰り道に米国に立ち寄り面会することも模索している。ウクライナのゼレンスキー大統領は支援の継続を要請。ロシアのペスコフ大統領府報道官は「アメリカとの関係は最低の状態。どうなるかは次の大統領次第。」などと反応している。
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