患者が症状に気付きにくかったり、専門医が少なかったりといった理由で見過ごされている可能性のある目の病気。これを最新技術で早期発見する取り組みが今出てきている。東京・江東区の眼科クリニックを取材。こちらでは緑内障の新しい検査機器を導入。これまで緑内障に関する視野検査には暗室や大きな機器を使用していたため検査数に限りがあったが、新しい機器は小型かつ明るい場所で検査が可能。この機器を開発した都内のベンチャー企業は健康診断などに導入を進めたいとしている。また、眼科医の診察を簡易に受けられる技術開発も進んでいる。スマートフォンに目に光を当てる機器を取り付け、事前に専用の目薬を差し動画を撮影、医師に送ることでドライアイや白内障の診断が可能だという。眼科医が設立したベンチャー企業が開発しており、離島や発展途上国などで役立てたいとしている。