きょうから健康保険証の新たな発行は停止され、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行する。自治体や医療機関では対応に追われている。東京・練馬区の区民事務所。けさマイナンバーカードの発行やひも付けの手続きに多くの人が訪れていた。このところ区役所には“2日から保険証が使えなくなるのか”といった不安の声が多く寄せられていて、窓口の職員がマイナ保険証を持っていなくても今の健康保険証が最長1年間使えることや、保険組合などから送られてくる資格確認書で代用できることなどを説明していた。区によると手続きに訪れる区民はことし4月に比べ先月は2倍以上に増えたという。一方、東京・北区のクリニック。開院前、受付の混乱を防ぐためマイナ保険証でエラーなどのトラブルが起きた場合の手順を確認した。最近、マイナ保険証を使う患者は増えているということで、職員が使い方を教える場面も見られた。