2019年、学校行事の際に教え子の自宅の鍵を持ち出して複製し、5年後に教え子の自宅に侵入して逮捕された小学校教諭がいた。2016年には愛媛・松山市で女子大生の部屋を訪問したのが偽のマンション管理会社社員。鍵番号をメモして合鍵をネット注文し、その後、部屋に侵入して逮捕された。今回のきっかけは鍵番号で1本ずつ異なる。2000年以前は比較的安価で主流の鍵はピッキング被害が相次ぎ、今は防犯性が高いディンプルキーが主流。どの鍵でも合鍵は作れる。日本ロックセキュリティ協同組合の担当者は「業界では推奨していないが、ネット注文では鍵がなくても鍵番号とメーカーが分かればほとんどの合鍵は作れる」と話す。本人確認については、鍵と鍵の持ち主を紐づけて登録する制度がなく、注文者が持ち主か確認出来ない。紐づける制度があると逆に悪用されるリスクがある。
勝手に合鍵を作られないように対策として、鍵番号を見られないようにカバーをつけたり、シールを貼るなど。専用シールも販売されており、一旦剥がすと跡が残るようになっている。メーカー側も対策として美和ロックでは鍵にセキュリティ認証ID番号を導入した。鍵番号に対してセキュリティ認証ID番号のカードやICチップが送付される。この2つの番号が照合できない限り、鍵の複製を受け付けない。一つの鍵番号につき費用は1320円。インターネットトラブルに詳しい上原幹男弁護士は「犯罪に悪用されるおそれのあるネットでの鍵の複製など、複製する側の個人情報提出の必要はない。つまり今のところ法的に規制できるものが無い状況」と話す。鍵の管理について、日本ロックセキュリティ協同組合・担当者は「鍵はクレジットカードと同じ人目に晒さないようにして欲しい。子どもがランドセルに鍵をぶら下げるなどしないよう、保護者も注意を」と話す。
勝手に合鍵を作られないように対策として、鍵番号を見られないようにカバーをつけたり、シールを貼るなど。専用シールも販売されており、一旦剥がすと跡が残るようになっている。メーカー側も対策として美和ロックでは鍵にセキュリティ認証ID番号を導入した。鍵番号に対してセキュリティ認証ID番号のカードやICチップが送付される。この2つの番号が照合できない限り、鍵の複製を受け付けない。一つの鍵番号につき費用は1320円。インターネットトラブルに詳しい上原幹男弁護士は「犯罪に悪用されるおそれのあるネットでの鍵の複製など、複製する側の個人情報提出の必要はない。つまり今のところ法的に規制できるものが無い状況」と話す。鍵の管理について、日本ロックセキュリティ協同組合・担当者は「鍵はクレジットカードと同じ人目に晒さないようにして欲しい。子どもがランドセルに鍵をぶら下げるなどしないよう、保護者も注意を」と話す。