後継者不足など課題がある中、道内の林業について意見を交わす交流会が札幌市で開かれた。この交流会は各地の取り組みを共有することで林業の振興を図ろうと道が毎年、開いている。ことしは林業関係者およそ180人が集まった。オホーツク海側の美幌町の事業者は、後継者の育成が課題だとしたうえで、地元の子どもたちと植樹をしたり、ドローンなどの技術を用いた「スマート林業」に取り組んだりしていることを報告した。30人ほどのメンバーがいるという十勝の池田町の林業グループは林業を身近に感じてもらおうと、木材で小物を作るイベントなどを開催したことなどを紹介していた。また、若手の林業従事者をどのように増やしていくべきか質問されると、地域おこし協力隊として移住の人が林業をはじめた事例をあげ、林業に触れる機会を増やすことを提案していた。