関東に7店舗を構えるスーパー「アキダイ」。年商45億円で「いいものを1円でも安く」をモットーにしているスーパーである。値上げ直前の先月下旬、社長の秋葉弘道さん(55)を尋ねると、普段テレビでは見せない厳しい表情を浮かべていた。10月からハムなどの加工食品や大型のペットボトル飲料など約4600品目が値上げとなった。更に生鮮品も今年の猛暑や大雨の影響で価格が不安定なものもあるという。いいものを1円でも安く売りたいと秋葉社長は毎朝市場を巡り、仕入れをしている。この日見つけたのは、果物並みに糖度が高いという群馬県産のトマトである。ベストな状態で売るためには情報収集は欠かせないとのこと。次に目をつけたのは甘さが売りの北海道産のカボチャである。秋葉社長は今が買い時と判断しカボチャを400個購入した。
一方で、調味料やペットボトル飲料など食品の値上げが始まる。食品コーナーで品揃えから価格設定までを任されている女性がいた。入社31年のアキダイ創業当時から店を支えてきた下田清江食品部長(60)。価格設定に悩むだけでなく、お買い得商品をどう目立たせるかなど毎日位置を変えているという。更にかごの外だしや繁忙期にはレジを行うなど店全体に気を配っているため、秋葉社長から全幅の信頼を得ている。実は値上げ意外にもスーパーアキダイは問題を抱えていた。
一方で、調味料やペットボトル飲料など食品の値上げが始まる。食品コーナーで品揃えから価格設定までを任されている女性がいた。入社31年のアキダイ創業当時から店を支えてきた下田清江食品部長(60)。価格設定に悩むだけでなく、お買い得商品をどう目立たせるかなど毎日位置を変えているという。更にかごの外だしや繁忙期にはレジを行うなど店全体に気を配っているため、秋葉社長から全幅の信頼を得ている。実は値上げ意外にもスーパーアキダイは問題を抱えていた。