栃木県日光市の山中で、生きたシカをクマが襲う様子が撮影された。シカは「くくりわな」にかかっていて、人が回収する前にクマが現れ襲っていた。背景にあるのは、この30年で8倍になったシカの個体数の急増。要因は、地球温暖化で雪が減り冬でも餌が食べられるようになったこと、山林周辺の狩猟者が減ったことなど。急増は山林の生態系や農林業にも深刻な被害が及んでいて、土砂災害につながる危険性もある。その対策で行ったシカ向けの罠の設置が、クマを引き寄せてしまった格好。国も対応を検討。
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