間もなく開会式が行われるのを前にジャカルタのメディアセンターには各国メディアが集まっている。ASEAN関連首脳会議はきょうから3日間の日程で開かれ、国軍によるクーデターで混乱が続くミャンマーの問題などが議題となる見通し。去年に引き続き会議には実権を握るミャンマー国軍は招待されておらず、インドネシアの外務省によると2026年のASEAN議長国をミャンマーから交代する案も協議されるとのこと。また、一部の加盟国と中国が領有権を争う南シナ海の問題についても話し合われる。南シナ海を巡っては先月、航行していたフィリピンの船が中国側から放水などの妨害行為を受けたり、中国が自国の主張に沿った表記の地図を新たに公表したりなどし、各国が反発を強めている。こうした中、南シナ海をめぐる対応に進展が見られるか注目される。