福島第一原発の処理水放出を巡日本産水産物の輸入停止措置である。今月7日、農林水産省が発表した今年9月の農林水産物と食品の輸出額によると中国向けの水産物の輸出額は8億円で去年の同月と比較すると9割減となった。特にホタテの輸出額は53億円から0円となり一切中国に輸出されなかったことになる。岸田首相は今回の日中首脳会談で輸入停止措置について「中国による日本産食品輸入規制の即時撤廃を強く求めた」と話した。一方、習近平国家主席は依然として原発の処理水を「核汚染水」と呼び、具体的な回答を明らかにしていない。