通算5期目をスタートさせたばかりのプーチン大統領がきょうから中国を訪問している。大統領として中国を訪れるのはこれが19回目。この訪中で中国からさらなる支援を引き出せるかが5期目のプーチン政権の今後を裏なる重要なポイントとなる。今回の随行者の面々を見るとロシアの並々ならぬ意気込みが感じられる。製薬会社やナノテクノロジー企業の社長も。それだけ広い分野で経済的連携を進めたいのかもしれない。今回のキーパーソンと言えるのがアンドレイベロウソフ国防相。先日突然任命された元経済学者という異例の肩書を持つ国防相。実は4年前から中国経済会とのパイプ役を担ってきた人物。ロシアの国内経済は軍需産業に依存する軍事経済となっている。ベロウソフ氏がここにいるということは軍事と経済を一体化させた包括的な連携を中国を進めたいという思惑があるとみられる。結果、両国は様々な分野で関係を強化していくことで一致した。