2日、中国の無人月面探査機が月の裏側への着陸に成功し、4日には岩石などのサンプルの採取を終え、月面を離陸したと中国の国営メディアが伝えた。中国は習近平国家主席の号令の下、ことしは人工衛星を打ち上げるためのロケットを年間100発打ち上げるなど、官民を挙げて宇宙開発を進めている。宇宙には計り知れない資源が眠っているということもあり、早い者勝ちという側面もあって開発を急いでいる。また、宇宙開発の技術は軍事利用できるという側面もあり、米国に対抗する意味でも開発に力を入れているものと見られる。中国は次は火星の探査も始めるとしている。