公立穴水総合病院では一部に限っていた外来の診察を昨日から、耳鼻咽喉科や泌尿器科など5診療科で診療を再開した。耳鼻咽喉科の医師によると地震によるストレスでめまいや耳鳴りを訴えて受診する人が多いという。しかし小児科や産婦人科などは再開できず、医師を確保するなどして4月の再開を目指しているとのこと。中橋副院長は「専門的な目で患者さんの病気が診られる環境を提供しないといけない」などと話した。能登町では今日から、乗り合いタクシーが便数を減らしたうえで再開した。町内で1人暮らしをしている上谷さん(79)は自宅から病院へ行くために乗り合いタクシーを利用した。企画財政課の綱屋係長は「住民の足を取り戻すところで、少しずつ復興の一部に繋がっていければ」などと話した。