能登半島で水揚げされた天然の寒ブリ。今年は本格的なブリのシーズンが例年よりも早くスタートした。けさ富山県の氷見漁港ではブリが723本水揚げされ、ひみ寒ぶり宣言が出された。過去2番目の早さで、昨シーズンより一月以上も前倒しとなった。能登の復興へ、地元は寒ブリフィーバーに沸いている。金沢市の市場では、10キロを超える大きなぶりが次々と並んでいる。ブリが水揚げされるのは、能登半島地震で甚大な被害が出た能登町や珠洲市、輪島市の港。今も復旧が完了していない。そのため、早朝から水揚げされたブリの多くが金沢の市場に運ばれ、全国に届けられる。