- 出演者
- 天野ひろゆき(キャイ~ン) 塚原愛
石川県珠洲市にある「道の駅すず塩田村」を再訪した。ここでは塩作りの親方「浜士」の作業を体験することもできる。2人は完成する直前の塩を見学し、試食した塚原愛は「後味はいい」とコメント。後味の良さが揚浜塩の特徴だという。揚浜塩は去年存続の危機に瀕した。去年の9月の番組放送後の豪雨で、塩田が土砂で埋まってしまったという。のべ200人の学生ボランティアのおかげで、2ヵ月で土砂が撤去できた。今年の春には地震以来止まっていた水道も復旧し、道の駅も再開された。名物「塩ソフトクリーム」を食した天野は「おいしい。なんとまろみのある塩。ほんのり、あとにじんわり来る感じ」などとコメントした。神谷健司さんは今後について「日本唯一の揚浜塩の職人さんに頑張ってもらって伝統を守っていきたいと思いますし、私たちはそれをサポートしたい」などと話した。
石川県能登町の能登牧場を訪れた。石川県を代表するブランド和牛「能登牛」は肉の柔らかさや脂のおいしさに定評がある。この牧場では4棟の牛舎で焼く900頭の能登牛を飼育している。能登牛はオレイン酸が高く、脂の融点が低いため口溶けが良い。地震の影響で牛舎に亀裂が入ったり地盤沈下したりしている。水を十分に与えられず、弱って死んでしまった牛もいたという。地震と豪雨の影響で離農した生産者もいた。さらに、本当の影響はこれから現れてくると能登牧場の平林さんは言う。地震のあとに牛を仕入れることができなかったため、これから出荷頭数が数年間減っていってしまうという。平林さんは再建の第一歩として新牛舎の建設を始めた。牛舎を修復し、飼育頭数を戻す計画。平林さんは「全国のみなさんに能登牛をもっと知ってほしい」などと話した。
石川県輪島市にある、被災して店舗を失った料理人たちが開いた飲食店を訪れた。その中心となったのがシェフの池端隼也さん。炊き出しのメンバーを中心に去年8月にオープンさせた。復興の願いを込めて店の名前を“芽吹”としたという。ここで能登牛の生産者、平林さんが合流。平林さんが育てた「能登牛のステーキ」は揚浜塩でいただく。天野は「すごいうまみ。塩味と合わさったら最高」などとコメントした。地元のものを取り扱う川端尚人さんのお店や自宅は全壊したという。川端さんの「地魚のお造り」を食した天野は「甘い。身が」などとコメントした。シメに出てきたのは輪島の新米を使った塩おにぎり。池端さんは「続けたくても難しい方もいる。そういう思いを背負って、今後生産者の方とともにもう一度賑やかな能登・輪島をやっていきたい」などと語った。
天野は「1人じゃ立ち上げることも難しかったと思うけど、横の繋がりのパワーというか。奮い立たせる能登の力を感じちゃいましたね」などと話した。
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エンディング映像。
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