- 出演者
- 天野ひろゆき(キャイ~ン) 塚原愛
青森県の唐辛子「清水森ナンバ」は大きいものだと20cmを超えるものもあるという。青森・弘前市内の清水森地区で栽培が盛んだったことが名前の由来とのこと。また一般的な唐辛子よりも糖度が高く、辛さは控えめだという。
佐藤俊治さんの畑では清水森ナンバの地域の全収穫量の約3割を生産している。美味しく作るためのポイントは土壌作りで、栄養を吸収しやすいように苗を植える前に土を中性に整えるという。また苗が小さい時に咲く花を摘み取ることで実が大きく育つとのこと。さらに佐藤さんはマグロ漁で使用されていた網をリサイクルしたロープを使い、茎を折れにくく、また実に土の雑菌がつかないよう工夫している。そして清水森ナンバは成長とともに色と辛さが変化していくといい、カラースケールを見て用途ごとに収穫していくという。佐藤さんのオススメの食べ方は素焼きとのこと。
清水森ナンバの栽培は徹底した管理のもとで行われている。生産者は登録制で行政が開く説明会への参加が義務付けられている。さらに栽培の指導が行き届くよう、生産地域も弘前市周辺の5市町村に限定されている。また清水森ナンバの種は弘前大学の冷蔵庫でのみ保管されている。農家は弘前大学に保管された種から育った苗を購入する必要がある。種を育てている弘前大学の畑では、清水森ナンバの品種を守るため定期的に見回りを行っているとのこと。
清水森ナンバは熟成すると、熟成すると緑から赤に変わる。緑が濃いほうが辛さがあるとのこと。赤のナンバは一味などに使われている。青ナンバの素焼きをいただく。辛くないという。トウガラシは元々中南米が原産。500年前、ヨーロッパに伝わり、日本にも伝わってきた。京都で栽培され、津軽の御殿様が育てた。
津軽あかつきの会。地元の食文化を後世に伝える活動をしている。会長は一升漬を教えてくれた。清水森ナンバ一升、しょうゆ一升、こうじ一升を細かく切ってまで合わせて発酵させたもの。100年フードと呼ばれ、全国の食品から伝統的なものを文化庁が認定。江戸時代から地元で食べられていたと伝えられる清水森ナンバの一升漬をつくる。米麹をもみほぐし、清水森ナンバを荒く切り、細かく刻む。密閉できる瓶にいれ、醤油、こうじを入れて1年以上寝かせる。スタジオでいただく。
ごはんにたまごといっしょにかける。いただく天野さん。おいしいという。自然な甘みが出ている。肉料理にも使える万能食材だとのこと。
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- 清水森ナンバ清水森ナンバの一升漬
佐々木さんに教えてもらう中華料理。清水森ナンバ入りのチンジャオロースーだという。一般的にはピーマンを使うが、清水森ナンバもピーマンも同じ種類だ。清水森ナンバを切ってタネをとり、素揚げにする。皮をしんなり柔らかくする。豚肉と玉ねぎを炒める。清水森ナンバとタケノコを入れる。みりんなどの調味料をあわせる。チンジャオロースーの完成。清水森ナンバが豚肉のうまみを引き立たせている。
清水森ナンバはエスニック料理にも合うとのこと。坂本さんにタイ料理を教えてもらう。清水森ナンバのグリーンカレー。清水森ナンバ、玉ねぎ、レモンなどを入れる。刻んで鍋に入れる。じっくり煮込む。鍋の中身をとりだし、ミキサーにかけて煮込む。グリーンカレーペーストが出来上がる。そこにナスやパプリカ、ココナッツミルクを入れる。
グリーンカレーとチンジャオロースーがスタジオに登場。天野さんがいただく。マイルドの中にピリッと感じるとのこと。街で清水森ナンバを守っている。天野さんは先輩に教えたいという。
エンディング映像が流れた。
突撃!カネオくんなどの番組宣伝を行った。
