能登地方を襲った豪雨災害からきょうで2か月。石川県は本格的な雪の時期となる来月中旬までに住宅に流れ込んだ土砂の撤去を終えたいとしているが、人手不足が課題となっていて企業などに、ボランティアへの協力を呼びかけている。豪雨で大きな被害を受けた輪島市で大手通信会社、NTTドコモの社員20人が泥を運び出すボランティア活動にあたった。能登地方を襲った豪雨災害では15人が死亡した。県によると、おとといまでに確認された住宅の浸水などの被害は合わせて2168棟に上っている。本格的な雪の時期を迎える来月中旬までに作業を終えるには延べ2万人のボランティアの協力が必要とされている。しかし、現地で活動したのは今月4日までで延べ1万700人あまり。これまでに合わせて28の企業や団体からボランティアへの協力の申し入れがあったということで、石川県は現地での受け入れ態勢を強化するとともに、引き続きボランティアへの協力を呼びかけたいとしている。