ユニバーサルツーリズムについてのリポート。香川県高松市にユニバーサルツーリズムをコンセプトにしたホテルがオープン。部屋はぜんぶで5つ。必要に応じて介護ベッド・手すりなどを用意。看護師の中村千明さんは、訪問看護の会社を経営。自らも看護師をつとめている。地域の医師やケアマネージャーと連携し24時間、ホテルへ駆けつけるシステムを整えた。必要なぶんの支援を選びコストダウンする仕組みも整えた。医療・介護の両面サポートは、全国的に珍しい。西定子さんはこのホテルを利用。脳梗塞で身体の左に麻痺がある。介護ベッドや手すりが必要だ。十年以上、旅行をあきらめてきたという。粟島で育った西さん。故郷の景色を見たいために旅行をすることに。西さんのために必要なサポートを開く会議が開かれた。それぞれの立場から意見が交換された。香川に来るのは13年ぶりだという西さん。4時間で目的地に到着。そしてホテルへ。看護師が心拍や血圧などをチェック。ベッドは西さんが使っているものをレンタル。今しかないから来たという西さん。来てよかったとのこと。看護師の中村千明さんは夢を実現できる手伝いをしたいという。