今日のテーマは「インフレに負けない投資 1億円への道」。大和証券の志田憲太郎さんは「これまでデフレが続いていたので、手元の100万円はその価値が下回ることがありませんでしたが、もし2%のインフレが続くとすると、同じものを買ったり同じサービスを受けるとなると、22万円不足になります。子どもの教育資金500万円を運用なしで貯めた場合、同じサービスを受けようとすると中学入学時には160万円、大学入学時には228万円不足する計算となります。これがインフレリスクです。しかし、今回はインフレヘッジのような守りの姿勢だけでなく、積極的に資産を増やすことも含め紹介したいです。期待利回り別の投資手法を紹介すると、期待利回り3~5%のおまかせゆるゆる投資は、一度買ったらほったらかしたい、プロに任せたい、投資先を自分で決めるのが難しいといった人にオススメです。期待利回り5~7%の市場期待リターン並みは、経済を学びながら銘柄を選択し、月に一度は株式市場をチェックするという、安全性も収益性もどちらも大切な人にオススメです。そして今回一番お話したい積極的な資産形成は、期待利回りが7~10%以上で、個別株を中心に四半期ごとに銘柄の見直しが必要ですが、利回りも大きいです。新NISAを使って1億円が貯まるまでの投資としては、個人としては年率15%を達成するのが問題です。私は株価の影響を受けないのROEをオススメします。株価の上下に惑わされず、銘柄を選定できるというのが強みです。ただ、リスクも伴いますので、自分の目指すリターンや安全性を考慮し、それに併せた投資法を選ぶのがポイントです」などと話した。