今朝、来月の自民党総裁選に出馬しないことを電撃表明した岸田首相。午前11時半、会見で「自民党が変わる姿、新生自民党を国民の前にしっかり示すことが必要」「そのためには透明性で開かれた選挙、何よりも自由闊達な論戦が重要」「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くこと、私は来たる総裁選には出馬しない」と述べた。旧統一教会をめぐる問題や政治資金パーティーでの裏金事件で揺れる自民党。「旧統一協会をめぐる問題や派閥の政治資金パーティーをめぐる問題などで国民の政治不信を招く事態が相次いで生じた」「もとより所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として責任を取ることにいささかの躊躇もない」と述べた。突然の表明に自民党の重鎮議員は「情勢が厳しくなっていく中で判断したのだろう、ただなぜこのタイミングなのか」と述べた。岸田首相は今朝、党幹部に対して「引き際だと思った、党改革が必要で全く新しい総裁選になってほしい」と話したという。表明のタイミングについて、岸田首相は「自民党の信頼回復のためには身を引かなければいけないということで、タイミングについては今言ったような思いで取り組んだ上で今日に至った」と説明した。総裁選後には一致団結して国難の荒波を乗り越えてほしいとした。自民党総裁選は今月20日に日程が決まる見通し。