来月に行われる自民党の総裁選挙に出馬しない考えを突如、表明した岸田総理。不出馬を決めた理由として挙げたのは裏金事件を巡る政治とカネの問題だった。総理の決断を知らなかった同僚議員らにとってはまさに寝耳に水だった。自民党・小野寺元防衛相は「かなり様々な思いを込めて決断されたと思っている」とコメント。一方で、退陣は当然との声も出ている。野党側は警戒感を示している。今後は誰が日本の舵取りを担うのか。岸田総理の退陣表明を受け取材に応じたのは5回目の総裁選出馬を目指す石破茂元幹事長。訪問先の台湾で総裁選に向けた準備を進める考えを示した。総裁選に向けては、他にも小泉進次郎元環境大臣、河野太郎デジタル大臣、茂木敏充現幹事長、高市早苗経済安全保障担当大臣や小林鷹之前大臣などが出馬を模索している。