自民党総裁選挙。政治部・山本雄太郎の解説。10人を超える候補者の名前が挙がる、異例の展開となっている。ほとんどの派閥が解散を決めたので、派閥の縛りがなくなり、議員個人の自由度が高まったといえる。一方で、20人の推薦人を確保するハードルは、これまで以上に高くなっている。当面は、何人の議員が実際に立候補できるのかが焦点。ただ、多くの候補者が活発な論戦を行うことで、党の信頼回復につなげるべきだという意見もあり、最終的な候補者の数は、現時点では見通せない状況。多くの候補者が立候補した場合、1回目の投票では誰も過半数を獲得できずに、決選投票にもつれ込むという観測も出ている。