林芳正官房長官が自民党総裁の座を目指す。街の人に「もし林官房長官が総理大臣になったら、どんなことを期待するか?」という質問をした。50代の人は「明るい日本をつくってほしい」、「教育に力を入れてほしい。日本の基礎研究がもっと盛り上がるような政策をしてもらいたい」、「アジアをまとめて防衛がもっと進みそうな気がしないでもない」と話した。林官房長官はこれまで防衛大臣、農林水産大臣、文部科学大臣、外務大臣などを歴任してきた。特に2021年から去年9月までは外務大臣を務め、ロシアのウクライナ侵攻の対応や、G7広島サミットなどに尽力した。先月、中国軍機による領空侵犯が初めて確認されたことについて、60代の人は「ダメなものはダメと言わないとダメ」と語った。一部からは親中派と呼ばれることもある林官房長官。中国との関係について、きのうの会見では「私に対する『媚中派』など、いろいろな批判があることを時々耳にするが、私は『知中派』だと、中国を知っているということだと自分では思っている」と述べた。