町の人に「国のトップに期待することは?」と質問すると、「毎日頑張って働いている人に収入を」「103万円の壁をもうちょっと上げてほしい」などの声があった。「103万円の壁」とは、所得税などの支払いが発生するかどうかのボーダーラインのこと。子どもの年収が103万円以下だと扶養者である親は控除を受けられるが、103万円を超えると控除を受けられなくなる。そのため、103万円を超えないようにセーブして働いている学生が多くいるのが実情。「103万円の壁」について他の専門学生からも「稼いでて時給が上がるのはいいけど、そこの壁が上がると嬉しい」との声が。一方、親の姿を見て「飲食店をやっていて頭を抱えているのをよくみるので、飲食業界にもうちょっとやさしい世の中になればな…と思う」という学生も。育休中の女性からは「卵子凍結や不妊治療をもっと手厚くしてくれると、女性が子どもを持とうかというきっかけになる」、70代の夫婦は「人気取りのためのお金のバラマキはやめてもらいたい。あとは介護・福祉関係をもっと手厚くしてほしい」と話す。実施に介護職の人に話を聞くと、「これから先を考えると必要な業界なので、少しでも(賃金が)上がってくれればいいかなと思う。介護職はあまり良いイメージではないかもしれないが、楽しい仕事なので、若い子たちもわかってくれればいいかな」とのこと。