きのうようやく推薦人20人の確保にこぎつけた上川大臣はけさ、一度ジャケットを着替えるなどの力の入れようで、記者団の取材に応じた。このあと上川氏は総理官邸で岸田総理に出馬を報告し、「頑張ってほしい」と激励されたという。午後の出馬会見では7本の柱を立てて政策を訴え、関心をもって取り組んできたという人口減少や少子高齢化問題にも言及するものとみられる。一方、総裁選への立候補を目指していた野田元総務大臣は推薦人を確保できないことから出馬を断念する意向を固めた。かねてから親交のある小泉元環境大臣の選対本部長に就任する方向だったが、小泉氏との協議でなくなった。これで総裁選はすでに出馬表明した8人に上川氏を加えた9人による争いとなる公算が大きくなっている。一方、立憲民主党の代表選の候補4人はきょう能登半島地震の被災地を視察することにしている。被災者らと意見交換も行う予定で、その後討論会で防災や復興支援をテーマに論戦を交わす。