アメリカの大幅な利下げ観測からドル安円高圧力が続ききのうまでの7営業日で3000円以上下落した日経平均株価だが、きょうの終値はきのうより1213円高い3万6833円だった。今年3番目、3%を超える大幅反発のきっかけは11日に発表されたアメリカの経済指標。アメリカの根強いインフレ傾向が確認されたことで市場では大幅な利下げ観測が後退。ドル安円高が反転し昨日に比べて2円ほど円安が進んだことで、きょうの東京株式市場は取引開始直後からほぼ全面高の展開だった。中でも輸出関連株やNY市場でハイテク株が上昇したことを受け半導体関連株を買い戻す動きが目立った。ここのところ乱高下が続いてきた日本株。このさき自民党総裁選挙や企業の中間決算が控えるなか再び安定的な上昇気流に乗れるかが試されている。