自民・公明両党は今週にも来年度の税制改正大網を決定したいとして詰めの調整を進めている。このうちトリガー条項について両党は解除するかどうか方向性は示さず引き続き検討するという趣旨を税制改正大綱に記載の方向で調整に入った。また政府・与党は賃上げ税制について基準超の賃上げを実施したものの赤字の中小企業を対象に最大5年間は減税を繰り越せる措置を設置する方向で調整に入った。一方収益好調な大企業により高い賃上げを促す方向で調整している。また自民税調の幹部会では防衛増税の開始時期について今月中の決定を見送る方針で一致した。公明党も決定に慎重な意見が大勢で両党は近く意見集約を図り正式決定の方針である。また政府は少子化対策強化に必要な財源確保するために創設する支援金制度についてきょう素案を公表した。医療保険を通じて国民・企業から徴収する仕組みとし2026年度から段階的に運用を開始するとしている。