自民党、安倍派・岸田派・二階派が解散。政治とカネの問題はどう決着するのか？最大派閥の安倍派は池田佳隆衆院議員が逮捕、大野泰正衆院議員が在宅起訴、谷川弥一衆院議員が略式起訴された。安倍派の会計責任者も在宅起訴されたが、安倍派幹部の立件は見送られた。安倍派は19日に議員総会を開き解散を決定した。塩谷立座長は、岸田総派の解散表明が影響？との質問にある程度影響があった、解散論が加速化したのではないかとしている。福田達夫元総務会長ら安倍派の中堅・若手約30人が協議し、解散を速やかに決めるべきだとして決議文を提出していた。これまでの安倍派は幹部らによる集団指導体制だった。世耕弘成氏は参院幹事長を務めたためこれからの議員から支持される可能性が高い。福田達夫元総務会長は幹部らに説明を求める声が強く、若手・中堅のまとめ役になっている。
きのう投開票の八王子市長選挙で萩生田光一氏応援の新人候補・初宿和夫が当選した。投票率が前回より上がったが4割を切っている。
岸田派の解散表明について、麻生派と茂木派は寝耳に水だったという。岸田派の解散表明をうけて麻生太郎副総裁は岸田総理に私は派閥をやめませんと電話で伝えたという。岸田派解散で麻生氏は岸田はもう総裁選には出ないんだなと周囲に話しているという。1994年8月、党改革本部で前年の野党転落を受けて、派閥解消を打ち出し、12月に5派閥が事務所を閉鎖した。半年後には政策集団として活動を再開、後に派閥となった。派閥はカネ、公認、ポストという役割がある。