自民党の政治資金問題を巡り、安倍派幹部の下村元文科相が衆議院の政治倫理審査会に出席する意向を改めて強調した。下村氏は安倍元総理大臣の死後に執行部から外されたこともあり、先週の政倫審に出席した幹部とは距離を置いてきた。そのため月曜日に出席の意向を示した際、「何か暴露をするのでは」との声があがり、昨日会見を取りやめると「暴露を恐れたまわりが出席させないよう羽交い締めにしているのではないか」との憶測も飛び交った。自民党は夕方に政治刷新本部を開き、党則の改正案を示すとしている。一方今回の問題に関わった議員の処分は「下村氏の発言を聞くまでは行えない」との声があり、下村氏がキーパーソンになっている。