自民党の渡海政務調査会長は就任以来初めての外国訪問としてシンガポールを訪れ、きのう、ヘン副首相と会談した。この中で両氏は、日本とシンガポールが外交関係を樹立してから再来年で60年を迎えることを念頭に、科学技術や安全保障などの分野で連携強化を図る考えで一致した。特に科学技術の分野では、ASEAN各国との協力関係も深めていくため、研究者同士の交流や国際的な共同研究を促進していくことを確認した。さらに各国の研究者らが実際に共同研究などを行っている拠点も視察した。渡海政調会長はこの後、インドネシアを訪問し政府や議会の関係者らと会談する予定で、ASEANを重視する政府の外交を与党の立場から後押ししたい考え。