会期末まで1週間となった国会。野田元首相が、政治資金規正法の自民党の改正案について「不十分だ」と批判。「岸田首相が裏金事件を矮小化させようとしたのではないか」と追及した。自民党はあすの参議院の委員会で自民党案を採決する考えを野党側に伝えた。政府与党はそのうえであさっての本会議での成立を目指す考えだが、立憲民主党は水曜に行われる党首討論終了後、すみやかに内閣不信任決議案を提出する方向で最終調整に入ったという。泉代表は周辺に対し「岸田総理の政治姿勢をただし、解散を迫りたい」と意気込んでいるという。政府与党内には政権の低迷が長期化するなかいまの国会内で岸田首相が解散の判断をするのは難しいとの見方が広がっている。一方、ある立憲民主党幹部は「不信任案を提出すれば追い込まれた岸田首相が解散を判断する可能性はある」と述べている。