「選択的夫婦別姓」をめぐり、自民党は休眠状態となっている党の作業チームでの議論を再開させることになった。党内に制度の導入に賛否両論あることから、執行部は議論の進め方も含め慎重に検討を行う方針。夫婦が希望すれば結婚前の姓を名乗れる「選択的夫婦別姓」をめぐっては、経団連が6月、政府に対し制度の導入に必要な法律の改正を早期に行うよう求める提言をとりまとめた。このあと自民党内では、制度の導入に賛成する立場の議員と、慎重な立場の議員がそれぞれ議員連盟の会合を開くなど、動きが活発になっている。空席となっている座長には逢沢・元国会対策委員長を起用する方向で調整している。