水曜、岸田総理が緊急会見。次期総裁選への出馬を断念した岸田総理。その決め手は何だったのか、政治ジャーナリスト・田崎史郎氏の取材によると、「麻生氏から再選を支持するという言質を得られなかったことが大きな理由だと思います」という。田崎氏によると前回の総裁選、岸田総理は麻生派、茂木派、安倍派3つの派閥の支援を得て当選したのだが、今回は「茂木氏は自分が出馬する準備を進めている。安倍派は派閥を解散してぐちゃぐちゃ。麻生氏は岸田総理と何度会談しても、再選を支持すると言わなかった。総裁選に出馬しても勝てる見込みが立たなかったということ」という。裏金問題で派閥が続々解散した中、残った麻生派は54人。この票を確保できないことが分かり、総理は出馬を断念したという。麻生氏は今回、誰を支援するのか。麻生派の河野太郎デジタル大臣はこれまで2度、総裁選で敗れているが昨日、麻生副総裁と会談し出馬の了承を得た。出馬に意欲を見せる議員は他にも。総裁選に4敗している石破茂元幹事長や加藤元官房長官。そして齋藤健経産大臣も。他にも複数の議員たちが出馬に意欲を見せている。次の総裁選はこれまでに例がないものになると田崎氏は話す。