自民党総裁選挙。来月12日の告示に向けて、動きが活発になっている。自民党本部を訪れた小泉進次郎氏は関係者によると、これまでに立候補への意欲を周辺に伝えたという。近い関係にある菅前総理大臣が支援する見通し。河野デジタル大臣は、来週26日に記者会見して、立候補を表明する方針で、自身のYouTubeチャンネルで配信する動画の撮影を行った。石破元幹事長は、週末24日に地元、鳥取で立候補を表明することにしていて、林官房長官は、みずからに近い議員らと、立候補を表明する時期を検討している。一方、すでに立候補を表明している小林鷹之氏は、総理大臣官邸を訪れ、岸田総理大臣に直接報告した。加藤元官房長官は、森山総務会長と会談し、立候補に向けた取り組みを説明して、支援を要請した。上川外務大臣は、訪問先のインドで立候補に改めて意欲を示した。立候補に意欲をにじませている齋藤経済産業大臣は、日本とASEANが連携して、アジア地域の脱炭素化を目指す閣僚会合に臨んだ。立候補に意欲をにじませている茂木幹事長は水戸市を訪れ、地元の県連幹部との車座対話に臨んだ。混戦模様の総裁選挙。党の選挙管理委員会は「自民党が変わる」「自民党を変える」決意にふさわしい選挙でなければならないとして、選挙運動に多額の費用をかけないよう呼びかける通知を、党所属のすべての国会議員に出した。