立候補を表明した一人、石破茂元幹事長に話を聞いた。石破茂元幹事長は「(総裁選で一番訴えたいことは)大前提は日本を守ること。外国に支配されて、国民の権利なんか守れますか。将来が不安だよね?それで国民を守ることになりますか。一部の人の豊かさじゃない、みんなが安心安全を実感できる、豊かな日本よりも幸せな日本。抽象的なようだけど、そう思います」と話した。石破氏は1986年に衆院選に立候補し、29歳で初当選。防衛大臣や地方創生担当大臣など要職を歴任。その石破氏が長年提唱している政策が「防災省創設」。石破氏は「河川の氾濫、一級河川は国交省、二級河川は都道府県、そうじゃないのは市町村。管理がばらばら。なんで自治体任せなのか。国がきちんと防災省を作って、北海道から沖縄まで、どこで災害が起こってもきちんと国民が守られる。政府の責任じゃないですか」と話す。総裁選には5回目の挑戦となり、38年間の政治生活の集大成として臨む。これまでの総裁選では、世論に近いとされる地方票を多く獲得した一方、決選投票で国会議員票が伸び悩み敗北した。そして、立候補を表明した会見で、いわゆる裏金事件の関係議員について、次の国政選挙で公認するかどうかを問われた際に「選挙対策委員会において、厳正に判断されるべきだということである」と述べた。非公認にする可能性もあるのか聞くと石破氏は「裏金に限らず、選挙対策委員会は当選の可能性がどれだけあるのかを議論して、説明責任を果たしているかどうか、それをきちんと問うて、最終的に総裁が決める」と話した。