月曜日、河野太郎デジタル大臣が立候補を表明。河野氏は「大事なのは傷だらけになりながらも改革をとことん進めていく。やるべき改革をやった実績があるのか」と話した。唯一派閥として存続している麻生派に残留しながら立候補した河野氏。麻生副総裁は「同志としてしっかり応援していきたい」と支持を表明する一方、麻生派の議員が河野氏以外の支持に回ることも容認した。麻生派の牧島かれん前デジタル大臣は、「河野大臣の方針には迷いがない」と述べる。牧島氏はデジタル大臣の役職を河野氏に引き継いだが、河野氏のリーダーシップに目を見張ったという。河野氏は、1996年に33歳で初当選。当時から選挙活動のデジタル化を訴えていた。総裁選の争点、裏金事件への対応は、不記載があった議員に対し同じ金額を返納するよう求めた。これには安倍派議員が反発。自民党・安倍派・衛藤征士郎議員は「あまりにも唐突なご発言だな。一体どこに返せって言ってるのか」と話し、茂木幹事長も「過去に遡及するということはなかなか難しい」と述べ、返納は困難だとした。総裁選を巡っては、小泉元環境大臣がきのう予定していた立候補会見を、台風の影響を考慮して、来週金曜日に延期。林官房長官は来週火曜日に、高市経済安保担当大臣は、来月9日に立候補を表明する方向で最終調整している。茂木氏は地元の自民党栃木県連から立候補を要請され「来週には覚悟を持った決断をさせていただきたい」と述べた。