今回の衆議院選挙は解散から投票まで18日という短期決戦となった。自民公明両党が過半数の議席を確保し連立政権の継続を目指すのに対し、野党側は与党を過半数割れに追い込みたいとしている。選挙戦では政治とカネの問題で損なわれた政治の信頼をどう回復するかが主な争点となる見通しで、与野党ともに政治改革を公約の主要項目に掲げている。また喫緊の課題となっている物価高騰への対策や少子高齢化が進む中での成長戦略、厳しさが増す国際情勢に対応するための外交安全保障政策なども重要な論点となり、今月27日の投票日に向けて激しい論戦が繰り広げられる見通し。