現職と新人合わせて4人の争いとなった宇都宮市長選挙は現職・佐藤栄一氏の6回目の当選が確実になった。NHKの事前の情勢取材やきょう投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では自民党と公明党県本部が推薦した現職・佐藤栄一が元茨城県つくば市副市長・毛塚幹人らを大きく引き離して極めて優勢。きのうまでに期日前投票をした人を対象に行った調査でも佐藤氏が毛塚氏らを大きく上回っていて今後、順調に得票を伸ばすと見込まれる。佐藤氏は宇都宮市出身。ルフ場などを運営する会社の社長を経て平成16年の市長選挙で初当選。選挙戦で佐藤氏は5期20年にわたる市政運営の成果を強調し、JR宇都宮駅の東側を走るLRT(次世代型路面電車)を2030年に駅西側へ延伸することや中心市街地の活性化などを訴えてきた。