「103万円の壁」について、正式決定された与党案では「123万円まで引き上げる」と明記されたが、政府与党はほかのプランを考えていたという。今回の議論は、所得税がかかり始めるラインをどこにするのかというもので、178万と主張する国民民主党との間に大きな隔たりがある。与党は物価上昇をもとに123万円を提案したが一蹴され、妥協点がないまま案の決定に至った。国民民主党を説得するため、財務省と与党は当初からさまざまな案を用意していて、一番有力だった「裏プラン」が140万円案だった。24日に3党での協議が再開するが、今後も予断を許さない状況。